蟷螂の灯

ひとりごとをつづるだけ

岐阜城に行った話

 

はじめに

 かれがわです。ここでは、今年の8月に岐阜城に行った話でもまとめてみようかと思います。ポケモン要素はまったくありません。

 

行った経緯

 8月中旬に諸事情あって名古屋に数日滞在していました。暇な日があったので、まだ行ったことがなかった岐阜城に行くことにしました。急遽決めたので、岐阜城の場所や見るべきスポットについては何も調べず、とりあえず岐阜駅に向かいました。1人旅でもノープランで向かうことが多いので、これはいつものことです。このとき、スマホのカメラが10回に1回しか起動しないほど不安定であったため、近くの家電屋で「写ルンです」を買ってから電車に乗り込みました。そのため、以降に載せている写真はすべて「写ルンです」で撮影したものになります。少々画質が悪いですがお許しを。

 

岐阜城について

 岐阜城は昔は稲葉山城という名前でした。「稲葉山」から分かるように、山の上にある山城です。織田信長が斎藤氏を倒し、美濃(飛騨地方を除く岐阜県)を制圧したときに、斎藤氏の本拠であった稲葉山城岐阜城と改め、居城としました。このへんは延々とオタク語りできるのですが割愛します。1つだけ書いておくと、私はそこまで信長が好きではありません。戦国時代で最も「すごい」人だとは思いますけど。っぱ武田信玄ですよねー

 

岐阜駅~岐阜城まで

 天気は曇天、日差しこそないものの蒸し暑い日でした。10時半ごろに駅到着後、とりあえず観光案内所へ。いろいろと情報を集めると、駅から城までバスで行けること、城にはロープウェイで登れること、2つまとめてチケットで安く買えること、が分かりました。そこで行きはすべて徒歩で移動することにしました(?!)。各行程それぞれ1時間程度の距離だと思い、帰りだけロープウェイとバスを使うことにして移動費を節約することにしました。まあ、今から考えると普通にアホですね。
 そんな感じで城へ向けて出発しました。行きか帰りのどちらかの途中で昼食を食べようと、おいしそうな料理の店を探しながら歩いていましたが、ほとんどの店が閉まっており、道中とても静かでした。運が悪い、こりゃ帰りに駅で食べるしかないなと思いながら、てくてく歩きました。このときは風が少し感じられて、そこまでしんどくはなかったです。順調でした(死亡フラグ)。

 

登城

岐阜城へ続く百曲がり登山道

 岐阜城への最短登山道である百曲がり登山道に到着しました。今から思うに名前怖すぎですね。登り始めましたが、これがきついきつい。道なんてものはなく、岩が段差上にむき出しになっているだけという険しさで、すぐに息が上がってしまいました。ただ険しいだけなら大丈夫だったと思うのですが、木々のためか風がまったくなく、蒸し暑い環境であったため、かなりきつかったです。そうこうするうちに、持っていた水筒の麦茶は無くなり、バッグの中にあった「SOYJOY」も食べてしまったので、空腹と水分不足になりました。足元はおぼつかなくなり、ふらふらと岩に倒れこんでしまいました。運良くというべきか、他に人はいなかったので、それは惨めな格好で少し歩いては倒れてを繰り返していました。運悪くというべきか、助けを求めようにも人がいなかったということでもありますが… ギブアップ寸前まで追い詰められていましたが、なんとか城の手前のロープウェイ到達駅まで辿り着くことができました。

 

登山道中(画質が悪くてすみません)。

 実際には時間にして1時間ほどしかなかった出来事なのですが、気持ちとしては半日くらい苦しんだ感覚でした。シャツは汗でずぶ濡れであり、周りの人から「こいつ大丈夫かよ…」の目を向けられたことをよく覚えています。着いて真っ先に自販機(あって驚き)に駆け込み、「evian」を買って飲みました。小学生のころからたまに飲んでいるevianですが、このときが一番おいしく感じられました。値段は200円くらいしたんですけどね…

 

岐阜城天守

 城に到着後は景色を眺め、資料館を見たのですが、体がそれどころではなかったので、全然記憶にありません。どこの地域なのかもよく分からないまま、天守閣で写真を何枚か撮ったことだけは確かです。恐らく30分も滞在せずにロープウェイで下ったと思います。周りの人々が往復券で並ぶ中、1人だけ片道券を買っていたのは変だったでしょうね。ロープウェイで降りた後は土産屋で登城記念証の城御朱印を買いました。昨年から集め始めて、はまってます。まだちゃんとした御朱印帳を買ってないので、買わなきゃなと思ってます。

 

 

(これどこの景色ですか…?)

 

終わりに

 こんな感じだったので、岐阜城を満喫したとは言えない1日でした。前もって調べていなかったので、近くの川原町や長良川に行くこともしませんでした。日帰りでも旅の計画はすべきだな~と思いました。まあ思っただけなので、たぶん次もノープランなんでしょうけど。
 1つだけ。この話を大学の周りの人に話すと、実際に登ったことのある人が「全然たいしたことなかった」と言っていました。読むとかなりきつい登山道に思うかもしれませんが、実際はただただ私の体力が無さ過ぎただけなのかもしれません…

Twitter:@Sparkling0perct